しばらく空いてしまいました。
日々の案件をやりながらの記事の更新て大変ですね。。。
まあ、長くゆる~くがモットーなんで、マイペースでやっていきます。

さて今回は、連載しようと思っていた、チーム作りをバンドに置き換えて分かりやすくしてみようという記事の第二回目、混乱期です。

色々な経験を積んできた、専門分野も違う人たちが集まってチームになるのですから、そりゃ意見が食い違うのは当然ですよね。
もし、混乱期が起こらないのであれば、それは烏合の衆というチームなんではないでしょうか?

ケンカしよう

バンドに置き換えてみます。
結成した時は、お互いに何となく好きなバンドとか、ジャンルが被っているので、意気投合します。
ところが、スタジオに入って曲を作り始めるとだんだん揉め事が起きます。
「ちょっとお前、走りすぎだろ(テンポ早めすぎ)」「これがパンクだからいいんだよ」「お前音デカすぎ」「ヤダ下げたくない」みたいな、最初はわからない、個々の細かいポリシーみたいなものが見え出すんですね。

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でもこれは当たり前のことだと思います。

メンバーが真剣に考えているからこそ、お互いのことをよく見て、納得ができないところを言い合う。
お互いに興味がなければ、他人のことなんてどうでもいいですよね?

団結したチームになるためには、ごく当たり前の工程といえると思います。

ビジネスでは、仕事なのでよほど個性の強い(各自が自信を持っている)人の集団でなければ、このケンカは起きにくいと思います。
ですが、少なからずとも皆他のメンバーに対して、不満があったりするでしょう。
僕のチームでもフロントのエンジニアがデザイナーに対して、もっとPSDのレイヤー整えとけよ!みたいな声は上がったりしますが、もっとクリエイティブな面で意見が飛び交ってほしいなって思います。

目標を決めよう

ケンカが起こった時の対処策は目標をしっかりと決めることです。
そして、リーダーとなる人が率先して目標に対するすり合わせを行うことです。

そのままケンカを放置してしまったら、そこでバンドは解散、チームは崩壊してしまうでしょう。

このときにリーダーは初めて、リーダーとして確立されるんじゃないかな、と思います。

目標は、大きいものを掲げるのもいいですが、まずは各メンバーが想像しやすい短期的な目標が良いと思います。
自分がバンドを始めた頃は、まずは「ライブハウスのチケットノルマのない、イベントに出れるようになろう」から始めました。
人脈もバンド同士のつながりもない頃は、ライブハウスのブッキングでステージに上がるしかないので、チケットノルマは本当にしんどいものでした。
だからちょっとでも早く、イベンターや他のバンドの企画ライブに呼んでもらえるように、人脈作りやバンドカラーを出していくというのが共通の目標になりました。

次の段階になると、「自分たちが憧れる存在のバンドの企画に出る」が目標になり、そのバンドのライブに通って仲良くなったり、自分たちでイベントを企画して呼んだりします。

こうやって、常に共通の目標を持って活動することで、各自がどうしていかなければいけないかが、徐々にわかってきて、もめ事は収束していくのです。

チームとしてやっていくんだから

バンドにしても、チームにしても元は他人です。
他人が集まって、活動していくのだから、お互い良いとこも悪いとこもを知っておいた方がいいんです。

この他人を知っていく、受け入れていくという時期が、まさに混乱期なのだと思います。

長く一緒にやっていくんだったら、絶対に通らなければならない道ですね。

みなさんのチームは、良い混乱期を乗り越えたと言えますか?
多分答えはノーが多いでしょう。
前述しましたが、他人に意見をぶつけていくには、自分のやっていることに自信を持つことです。

現場の皆さんは、結構今のキャリア長いでしょう?
自分のやってることに自信持っていいと思いますよ!

どんどん意見を出して、良いケンカをすれば良いと思います。
その時リーダーは、目標でまとめることをお忘れなく!

 

次回は混乱期を乗り越えた、統一期。一番勢いあるところですね。
不定期で更新していきますー。

第一回:結成編はこちら

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